車が売れない。若者が車を買わない。そんなニュース記事をよくネットで目にする。
ビジネス系ニュースサイトなどで見かける原因は「楽しみが多様化し、若者が車に対する興味を失った」
自動車雑誌や自動車ジャーナリストの見解は「メーカーが魅力的な車を作らないのが悪い」
というのがほとんどだ。
しかし、どちらも当たっていない。
若者は今でも車が好き。これは変わっていないと私は主張する。
実際、先日発売されたプレイステーション用ドライビングシミュレーター「グランツーリスモ5」は販売一ヶ月足らずで日本国内だけで55万本も売れたのである。このグランツーリスモシリーズは累計で世界販売数が6,000万本である。
55万人の日本人の若者がドライビングシミュレーターを心待ちにしていたのだ。
若者が車自体に興味を無くしているのならこの数は出ない。
シンプルにまとめよう、若者のクルマ離れの原因とは…
1.維持費(車検、税金、駐車場代)が高すぎて維持できないから持てない
2.違反罰則の厳罰化(飲酒、違法駐車)で快適なカーライフを送れなくなった。(厳罰化により車を持つことの便利さが激減した)
3.若者向けの魅力的で低価格の車種が少ない
この3つが主な原因である。
この中でも1が最もたる原因である。現代の若者は金がない。それは現在の団塊世代が若い頃に金がなかったのとは違う。
現代の若者は今の低賃金、低収入であり、車の維持費を捻出出来無い上に、将来も収入が増える見通しはなく、楽観出来無いので、車のような巨額の買い物ができないのだ。
度々出てくる見当違いの「若者のクルマ離れ」記事。
これは原因が「低賃金で詐取される若者の労働環境にある」ことから意図的に目を逸らさせる為の工作記事なのではないか?そう疑ってしまいたくなる。
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