想定外の震源域 房総南東沖にM8級痕跡
政府の首都直下地震対策で想定していないマグニチュード(M)8級の新たな海溝型巨大地震が房総半島南東沖で繰り返し起きていた可能性が、産業技術総合研究所の宍倉正展(まさのぶ)・海溝型地震履歴研究チーム長(古地震学)の研究で分かった。
巨大地震は首都圏に震度6以上の激しい揺れと大津波を引き起こすと考えられ、対策の検討が迫られそうだ。研究成果は9日、日本地質学会で発表された。
【磁気異常】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110604-00000301-playboyz-soci
房総半島磁気異常の記事から抜粋
弘原海博士の言葉通り、それから約1年半後に東日本大震災が起こった。そして現在、磁気異常は収まるどころかさらに拡大を続けている。調査を続けていた辻氏によると、これまで異常が見られなかった房総半島北部、さらには江東区や江戸川区といった東京湾沿岸の臨海地区でも次々と磁気異常が観測されている。なかでも、東関東自動車道の大栄PAでは東へ140度、そして酒々井PAでは磁針が南北逆転するほどの大きなズレがあったという。
琉球大学名誉教授の木村政昭博士(海洋地質学)は、この成田を挟んだ磁気異常の分布が、今後の直下型地震の震源を特定するカギになる指摘する。
「この成田地域は、強い磁気異常が起き始めた酒々井と大栄を結ぶドーナツ状の地帯の中心に入る“地震の目”です。つまり、成田付近の千葉県北東部の地下では今、急激に岩盤が壊れ、最後に成田直下で本震が起きる危険が迫っているとしか思えません。そしてもうひとつドーナツ状の磁気異常域に囲まれたのが東京湾北部。成田と東京湾北部を震源とするM7前後の直下型地震を警戒すべきです」
【千葉を震源とした地震】
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